飼い主警察にいく（神奈川県警編）
前回の話でカマタちゃんが
日本のその辺にいる亀じゃ
ないことがわかった。
なんか伝説の勇者的な感じで
ワクワクしてきたけど誰かのペット
とあらば落ち着いてる訳にもいかない。
悲しく捨てられてなければ
探してる人が必ずいるはず！
と言うことで落とし物？と言ったら
交番。ペットやなんかは悲しいかな
落とし物扱いになるらしいね。
とにかく交番に向かうことにした。
ただここで困ったことに俺は
この時今までやっていた仕事を
辞め実家のある神奈川県に
既に引越を終えていたところだった。
したがって蒲田に家が無い。
もうカマタちゃんじゃ無いじゃ
ないかってのはおいといて
とにかく蒲田に行く理由が無い。
ここで蒲田の飲兵衛街に繰り出す
ついでにってのもなんか違うなと
思いながら何日か過ぎてしまった。
何だか財布を拾ったのに警察に
いってないような罪悪感をなぜか
感じてしまい小心者の俺は凄く悩んだ。
そんな悩むならすぐ蒲田いけよと
ってのもあるんだけど罪悪感に
苛んだ末に近所の交番に相談しに
行くことにした。
とりあえず前に進んでいれば
ゴールに近付くしな！
と、半ば強引に自分を説得し
俺は神奈川県警の門を叩くので
あった。
まあ大仰な書き方したけど
地元の交番ですがね。
交番に着くと何やら騒々しい。
騒々しい理由はどうやら
おばあちゃんが何かを無くしたとか
盗られたかなんかでお巡りさん総出で
事情聴取をしてる最中であった。
おばあちゃん１人に対してお巡りさん
4人くらい。
「それでは一度現場に行きましょう！」
とベテラン風お巡りさんが
おばあちゃんに声をかけその他の
お巡りさんも行こう行こうと
仕度が始まっていた。
そんな中俺は
俺「あのーすみません…」
警「どうされました？」
俺「落とし物のことなんですけど…」
対応してくれた若いお巡りさんは
流行りの若手俳優のような
ハンサムガイである。
ちなみに飼い主は権力と陽キャ
イケメンに滅法弱いタイプである
ダブル弱点属性を突かれ飼い主の
体力ゲージは最初から物凄い勢いで
減少していくのだった…たしゅけて…
ハ「落とし物ですか？」
僕「あのぉ話すと複雑なんですけど…」
僕は体力を削られながらも
このハンサムガイにカマタちゃん
との出会いを赤裸々に語った。
おばあちゃん部隊はパトカーに
乗り込み現場に急行する感じだ。
僕が長話をしたもんだから
置いて行かれそうになっている
ハンサムはちょっとイラつき気味だ。
す、すまん。くだらない話で
申し訳無いんだがあまり怖い顔
しないでくれ。
僕はチキンハートなのよ。
ハ「大変申し訳無いんですが」
ハ「拾ったの蒲田ですよね？東京の」
僕「は、はひぃ！」
ハ「そうすると警視庁の管轄に
なっちゃうんですよ！」
僕「そ、そうなんですかぁ！」
当然と言えば当然である。
オンラインなんかで全国どこでも
検索できるって訳では無いらしい。
ハ「だから拾った管轄の交番に
いってもらえませんかね？」
僕「しゅ…しゅみませーん！
御手数をお掛けして
申し訳ありませんっ！！」
ハ「いえいえー！また困ったら
いつでもきて下さい！」
こんな実にならない相談なのに
笑顔で送り出してくれてありがとう
ハンサムガイ。
おばあちゃんの事件も解決を
祈りつつ僕は神奈川県警察を
あとにするのであった。
完
って終わらせてどうする。
って何１つ進んで無いのに。
今頃亀トーク野郎とかあだな
付けられて夜勤の肴にでもなってる
と思うと恥ずかしさ満点だが
カマタちゃんの為に前に進むしかない。
こうして改めて蒲田の交番に
行くことを決意するのであった。
グダグダ書き過ぎたので
今回はここまで。つーか今回は
全然亀の話してないな。
一応最近のカマタちゃん。
ご機嫌公園散歩。
次回は蒲田の交番に行くぞ！
ここまで読んでいただきまして
ありがとうございました。
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